日本皮膚科学会雑誌
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Cryoglobulinemiaにおけるkallikrein-kinin酵素系に関する研究
片岡 和洋山田 悟土岐 尚親
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1982 年 92 巻 2 号 p. 103-

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抄録
Cryoglobulinemia 患者血中における kallikrein-fcinin 酵素系の活性化機構について検討した.患者血漿中の Cl-Inhibitor(Cl-INH) の量はおおむね全経過を通じて,正常人に比してかなり高値に推移したが,症状の軽重に応じて極端に変動し, Cl-INH の著減が kallikrein-kinin 酵素系の活性化さらには病像の悪化を招来するとの結果が得られた.この事より cryoglobulinemia における Cl-INH の増量とは kallikrein-kinin 酵素系の活性化を抑制すべく合目的な現象であると考えられた Cl-INHの著減の因をcryoglobulinの析出という現象との関連性より検討した.可溶性cryoglobulinは寒冷に際して不溶性となり析出するが,その過程でCl-INHを吸着する・この事により Cl-INH が血漿より除かれ著減する事が明らかとなった.不溶性 cryoglobulin は kallikrein-kinin 酵素系の活性化を一方で引き起こすが,その機構とは,cryoglobulin による Hageman factor の活性化に引き続く二次的な prekallikrein 活性化の機構であることが判明した.
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© 1982 日本皮膚科学会
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