抄録
定型的 Pseudoxanthoma elasticum (PXE)に続発したと思われる Elastosis Perforans serpiginosa(EPS) の34歳男子例を報告した. PXE の皮膚病変部にみられた異常線維様物質は病理組織学的倹索から Ca 沈着を示す弾力線維であり,このことは電顕的ならびに X 線分析所見からもうらづけられた.また EPS 部の電顕的観察から,真皮内弾力線維の経表皮性排除過程を検討した結果,1)表皮細胞間隙を通じての排除,2)ケラチノサイトの貧食(?)による排除,および,3)マクロファージによる排除の3つのルートが考えられた.