日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
副腎皮質ホルモン単独療法により完治したKasabach-Merritt症候群の1例
池内 伸一郎木村 栄折原 俊夫山崎 雙次古谷 達孝佐藤 俶也
著者情報
ジャーナル 認証あり

1984 年 94 巻 2 号 p. 129-

詳細
抄録
副腎皮質ホルモン剤単独治療か奏功した,2ヵ月男児に発症したKasabach-Merritt症候群の1例を報告した.副腎皮質ホルモンは当初Dexamethasone1日1mg経口投与とTriamcinolone acetate1日2mgの病変部内注射療法を実施,軽快に伴ない経口投与量を漸減,病変部内注射を隔日とし,治療約4ヵ月後に副腎皮質ホルモン剤の経口投与を,さらにその2週後に病変部内注射を中止し得た.併せて本症治療に関する内外の文献的考察を行ない,現時点における本症治療の大要を述べるとともに,今後副腎皮質ホルモン剤を主体とする本症治療の有用性並びに可能性について強調した.
著者関連情報
© 1984 日本皮膚科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top