抄録
夏季に露光後,主として四肢に瘙痒性の漿液性丘疹が出現した11歳男子の1例を報告した.皮疹は融合することはなく,長時間露光後のみ顔面にも出現する.その病理組織学的所見は,表皮の海綿状態と水疱形成,exocytosisおよび真皮上層の稠密な血管周囲性小円形細胞浸潤である.光線のスクリーニングテストで異常はなかったが,2MEDの連日3日同一部位反復照射後,漿液性丘疹が誘発され,その病理組織像も本来の皮疹とほぼ同一の所見を示した.以上より本例をElpernの提唱したpapulovesicular light eruptionと診断した.