日本皮膚科学会雑誌
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モノクローナル抗体を用いた皮膚および皮膚腫瘍におけるcarcinoembryonic antigen(CEA)の局在の検討
手塚 匡哉, 伊藤 薫, 伊藤 雅章, 佐藤 良夫
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1989 年 99 巻 6 号 p. 697-

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抄録
carcinoembryonic antigen(CEA)に対するポリクローナル抗体(PoAb)と,CEA関連抗原と交叉反応の少ない数種の抗CEAモノクローナル抗体(MoAb)を用いて,正常皮膚ならびに汗器官系腫瘍,乳房外Paget病,その他の皮膚上皮系腫瘍,ヒト大腸粘膜上皮およびヒト大腸癌におけるCEAの局在を免疫組織学的に検討した.その結果,ヒト大腸癌を除き,MoAbを用いた場合,PoAb陽性部が弱陽性または陰性となることが見いだされた.さらに,MoAbの組織反応パターンは,特異性の異なる各抗体間で相異があり,抗CEA-PoAb陽性反応には,種々のCEA関連抗原との交叉反応が含まれる可能性が考えられた.したがって,皮膚における抗CEA-PoAb抗体陽性物質は,大腸癌に見い出された本来のCEAではなく,CEA関連抗原であると考えられる.
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© 1989 日本皮膚科学会
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