デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
女性の性周期が筋機能,腱組織の力学的および代謝的特性に及ぼす影響
久保 啓太郎, 宮本 麻奈, 池袋 敏博, 角田 直也
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2008 年 29 巻 p. 71-78

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抄録

本研究の目的は,性周期に伴う膝伸筋群および足底屈筋群における筋・腱の力学的および代謝的特性の変動を検証することである.8名の成人女性を対象に,月経期,排卵期,黄体期の3期において,等尺性最大筋力,筋厚,筋活動水準(電気刺激法),腱ステイッフネス(超音波法),筋および腱の血液量と酸素飽和度(近赤外分光法)を測定した.血清中の性ホルモンより,排卵期では黄体化ホルモン,エストラジオールが高値を示し,黄体期ではプロゲストロンが高い値を示し,妥当な時期に測定が行われたことが推察された.膝伸展筋群および足底屈筋群ともに,最大筋力,筋厚,筋活動水準,血液量および酸素飽和度が性周期に伴い変動を示さなかった.同様に,両部位における腱の最大伸張量,ステイッフネス,血液量および酸素飽和度も3つの期でほぼ同様の値を示した.以上の結果より,膝伸展筋群および足底屈筋群ともに,性周期に伴う最大筋力,筋活動水準,筋および腱の力学的特性および代謝的特性が変動しないことが明らかになった

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© 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団
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