デサントスポーツ科学
Online ISSN : 2758-4429
Print ISSN : 0285-5739
研究論文
異なる接地パターンが足部に作用する力に及ぼす影響−足部ランニング障害予防のための接地方法の提案−
橋詰 賢
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2017 年 38 巻 p. 98-105

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抄録

地面反力はランニング障害のリスク評価に広く用いられている.しかし,地面反力は障害が起きる部位に作用する力と必ずしも一致しない.本研究では,異なる接地パターンが足部に作用する力および関連する力学変数へ及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.男性ランナー9名を対象とし,前足部接地,中足部接地および後足部接地による走行を3.3 m/sの走速度にて実施した.光学式モーションキャプチャおよびフォースプレートを用いて,下肢に貼付した反射マーカの3次元位置座標および地面反力を取得した.足部の並進および回転の運動方程式を解くことで,アキレス腱張力および足関節の関節間力を算出した.アキレス腱張力および関節間力は,前足部接地にて最も高い値を示し,中足部接地,後足部接地の順で低値を示した.その主要因として,アキレス腱モーメントアームが接地パターン間で差がなかったこと,地面反力のモーメントアームが前足部接地,中足部接地,後足部接地の順で高値であったことが挙げられる.

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© 公益財団法人 石本記念デサントスポーツ科学振興財団
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