デジタルゲーム学研究
Online ISSN : 2434-4052
Print ISSN : 1882-0913
コンピュータゲームのテクノロジー、再論
宮澤 篤大久保 明
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2009 年 3 巻 1 号 p. 69-80

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抄録

ピンポンをもとにした、商業的に成功した初めてのアーケード ゲーム『ポン (PONG)』が、米国アタリ社で発明されてから、既に36年以上の歳月が流れている。当時のゲームは、汎用ロジック ICを組み合わせて設計されており、技術的に見ても未発逹で、最も単純な対話型コンピュータグラフィック スの一応用分野でしかなかった。 それから現在までに、世界中のさまざまな会社から、 その時代の最も進んだコンピュータ技術を取り入れた、非常にたくさんのゲームが発表されてきた。今日のコンピュータゲームは、幾多の技術革新を経て進化してきた、全く新しいインタラクティブなメディアである、と言えるかもしれない。本稿では、ゲームマシンのハードウェアを中心に、 コンピュータゲームを構成するいくつかの基本的な技術について解説する。

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© 2009 日本デジタルゲーム学会
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