日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第10回 年次大会
会議情報

インタラクティブ発表
ゲームエンジンによる藤沢市沿岸部を対象とした津波避難行動シミュレーションシステム
*瀬戸 直也*桑名 祐弥*八木 友理子*川合 康央
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 165-168

詳細
抄録
本研究では, ゲームエンジンを用いて藤沢市沿岸部における津波発生時の避難行動シミュレーションシステムの開発を行った. 国土地理院のオープンデータを用いて作成した藤沢市沿岸部のモデル上に, 自律的に避難行動を行うエージェント群をランダムに配置する. エージェントには2種類の避難行動と3種類の年齢属性をそれぞれ付与し, 指定した避難所までの避難行動についてシミュレーションを行う. 被災者が集中する箇所や通行が困難になる箇所を明らかにすることで, ハザードマップを作成する際の基盤情報として活用できるツールになると考えられる. シミュレーションの結果, 沿岸部だけでなく河川を中心とした海抜の低内陸部においても被災者が集中する箇所が存在することが確認できた.
著者関連情報
© 日本デジタルゲーム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top