日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第10回 年次大会
会議情報

インタラクティブ発表
FULCutter
材質の違いを考慮した切り抜いた感覚を与える力覚フィードバックデバイスの開発とその評価
*古堅 耕太朗*兼松 祥央*三上 浩司
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 222-225

詳細
抄録
VRゲームにおける剣戟では、物体を切る際の抵抗はなく、振動によるフィードバックを行うことが多い。そこで、本研究では、対象物体の材質に応じた切断途中の抵抗の提示と、切断後の抵抗の消失を行うことで、ユーザーに対して切り抜く感覚を与えるデバイスFULCutterを開発した。そして、材質の差異による切り抜く感覚の違いを表現するために4つの物体を切り抜くコンテンツを実装した。既存手法と比較する実験を通じて評価した結果、FULCutterの方が切り抜く感覚を与えられていることがわかった。また、4つの物体いずれの切断途中の抵抗の提示に関しても、FULCutterがより高い評価を得た。
著者関連情報
© 日本デジタルゲーム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top