日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第11回 年次大会
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インタラクティブ発表
温度刺激を活用した被弾感覚提示デバイスの開発と評価
*朱 文イク*兼松 祥央*茂木 龍太*羽田 久一*三上 浩司
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会議録・要旨集 オープンアクセス

p. 141-144

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抄録
インタラクティブコンテンツの体験の拡張として、身体で感じる新感覚のインターフェースに関する研究がある。そのひとつに、ゲームの被弾における振動刺激による力覚フィードバックをプレイヤーの全身に与え、ゲームへの没入感を高めるデバイスがある。しかし振動刺激による単一のフィードバックでは、よりリアルな被弾感覚を再現することが困難である。そこで本研究は、銃弾に撃たれる感覚について調査し、撃たれた箇所の出血に着目した。調査の結果をもとに、銃弾に撃たれると熱を感じることが分かった。そこで, 本研究では、熱刺激による被弾感覚を提示し、ゲームと連動するHaT Vest (Haptic and Thermal Vest) を開発した。評価実験の結果、本手法において銃弾に撃たれた箇所の出血感覚を提示できることがわかった。
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