抄録
近年国内外において基本情報技術者試験,英検,TOEFL,無線従事者国家試験などCBT(Computer BasedTesting)形式の試験の普及が進んでいる.その中で我が国の大学生にとって馴染みが深い就職活動時に用いられる適性検査でもCBT形式によるSPIが広く利用されている.しかしCBT形式の試験では,方式により1問ごとに制限時間が設定されており,解答状況に応じて問題が変化するため十分な対策を取る必要がある.そこで,時間制限機能を加え,さらにエビングハウスの忘却曲線を出題問題の選定に利用することで学習成果の定着を図るシステムを開発している.Unity を用いて4 択のクイズゲームを開発し,制限時間の指定入力が可能で適切なタイミングでの学習や復習を実現するとともに,オリジナルキャラクターが学習状況により変化する等ゲームの持っている力を効果的に導入したシステム開発を行っている.インタラクティブセッションではSPI をコンテンツとした試作版を体験していただく.