日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第13回 年次大会
セッションID: Pr-6
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特選セッション2
ゲーミフィケーションにおけるユーザータイプの典型性と行動変容の相関に関する実証研究
*荻野 宏実*松隈 浩之
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抄録
ゲーミフィケーションの設計をユーザーの特性や好みに合わせて調整することで有効性を高めることができる。過去の調査では、ユーザーのタイプ分類とゲーミフィケーション要素の関係は示されているが、その典型性への言及はない。そこで、本研究では、ユーザータイプの典型性の程度と行動変容の関係について実証研究を行った。ゲーミフィケーションにs歩行を促進するスマートフォンアプリを提供し、41 名の利用ログを30 日間収集した。Gamification User Types Hexadに基いて、利用ログからユーザーの典型性および典型性と歩数との関係を分析した結果、ユーザーの85.4%は典型性が低いユーザーであり、典型性の程度と歩数の間に相関は見られなかった。さらに、ユーザータイプごとに分析した結果、Philanthropist とDisruptor は典型性のばらつきが比較的大きく、Socializer は比較的歩数が少なかった。
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