日本デジタルゲーム学会 年次大会 予稿集
Online ISSN : 2758-6480
第14回 年次大会
セッションID: 4-2
会議情報

自動生成・アルゴリズム ( 口頭セッション 4 )
タイリングによる繰り返し感の軽減に関する研究
*中村 脩*阿部 雅樹*渡辺 大地
著者情報
会議録・要旨集 オープンアクセス

詳細
抄録
これまでのゲーム開発ではこういった広大な地形にテクスチャを貼る際、一枚のシームレスなテクスチャをタイルのように敷き詰めるタイリングという手法が使われてきた。しかしタイリングは施す面が広いほど模様の繰り返し感が目立ってしまう。そこで本研究では模様の繰り返し感と遠方で見えてしまう線の改善を研究の目標にし、2 枚のテクスチャを合成して自然な見た目にするテクスチャブレンドという手法に注目した。そしてタイリングを施した面同士でパーリンノイズをマスク画像として使用しブレンドを行い、2 枚のテクスチャの模様をまばらに表出させることによって、模様の繰り返し感を軽減させた。また遠景ではタイルに張り付けるテクスチャをタイル毎にランダムに回転させ、遠景で目立ってしまうテクスチャの境界線を視認しづらくさせた。これらの処理によりタイリング手法で問題となっていた繰り返し感の改善をすることが可能となった。
著者関連情報
© 2024 日本デジタルゲーム学会
前の記事 次の記事
feedback
Top