抄録
ゲームは「人の知的好奇心をあおるチカラ」と「人を夢中にするチカラ」等を持っており,シリアスゲーム開発で考慮すべき重要な要素である.一方,日常的に使うアプリにもこのチカラの応用により魅力が向上するのではないかと期待される.そこで,これらのアプリへの応用法解明を目的とし,筆者らが開発中のライフヒストリ支援システムLHS 3.0 を試作し,200 人を超えるユーザによる試用経験を積んだ.本稿では,共通目的や価値観等を持ったファミリーというコミュニティ内でLHS3.0 を用い,約1 年間で42 人のトピックを464 件記録して閲覧する作業をフィールドワークで実施した結果と,その経験から得られた代替現実ゲームとの関連性について述べる.