抄録
ビデオゲームアーカイブ研究のうち、立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)における、ビデオゲーム資料の「組織化」と、それらの「活用」に焦点を当て、これまでの実践的な取り組みを紹介するとともに、今後の課題と展望を述べる。組織化については、RCGS での目録作成とその公開として RCGS コレクションについて述べ、未知資料の発見促進のための雑誌目次の入力、サムネイルの実装の事例を紹介した。活用については、展示や研究利用での貸出についての事例を述べた。今後の課題として、資料の貸出(図書館運営等)や、教育利用の体制作りの検討を挙げた。