抄録
教育におけるゲーム活用は、多くの場合ゲーミフィケーション(バッジ、ポイント、リーダーボード)に留まっている。本論では、この表面的アプローチを超えた教育的可能性を「氷山モデル」として7 つの層で構造化した。表層のゲーミフィケーションから、実際のゲームプレイ、ゲームについての議論、批判的ゲーム分析、教育学的統合、ゲーム制作、そして最深層の変革的体験まで、各層は段階的に深い学びを促進する。特に深層部では、教師の意図的な教育設計により、ゲーム体験が学習者の批判的思考力育成と社会参加につながる。本モデルでは、ゲームが単なるツールではなく、批判的思考と社会参加を促進する文化的テキストとして機能することを論じる。