道南医学会ジャーナル
Online ISSN : 2433-667X
中鼻道経由の上顎洞洗浄は種々の症状を呈する副鼻腔炎に対する有効な治療法である
遠藤 明
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2024 年 7 巻 1 号 p. 36-44

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抄録
副鼻腔炎は遷延する咳嗽の他に鼻閉、後鼻漏、頭痛、頬部や眉間などの顔面の疼痛、頬部の腫脹、歯痛、滲出性中耳炎、嗅覚障害、味覚障害などの多彩な症状を示し、それらの症状が感冒、偏頭痛、齲歯などとしばしば誤診され不要な薬物が処方されたり、また、診断がつかないまま放置されていることがある。認識されにくく改善しにくい副鼻腔炎に対して上顎洞洗浄をおこない改善した症例を経験したので考察を加えて報告する。 
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© 2024 道南医学会
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