抄録
非ステロイド性解熱鎮痛剤bermoprofenをヒトに経口投与した時の血漿中および尿中代謝物をGC/MSを用いて検討し,以下の結果を得た.
1.血漿中には未変化体とともに11位のカルボニル基が還元され,-OHとなったM1,8位のメチル基が酸化され,-COOHとなったM3,およびカルボニル基,メチル基の両部位が代謝をうけたM2の3種の代謝物が同定された.
2.尿中には,上記代謝物の他にbermoprofenとM1のグルクロン酸抱合体も検出された.
3.ヒトにおける主代謝経路は,11位のカルボニル基の還元とそれに続くグルクロン酸抱合化であり,サルのそれに類似している.