2012 年 22 巻 p. 135-144
本稿の目的は、入試問題の受験者による主観的な評価と、学力検査の得点との関係を調べることで自学における入試問題の作題評価を行う可能性を論じることにある。そのために、合格通知に同封する形で作題に関する合格者アンケート調査を実施した。学生の学力低下や大学全入時代といった社会情勢のみならず、各個別大学での作題の機会の減少やそのノウハウの継承が危うくなっている昨今、自学の入試問題で識別力が高く且つ内容的妥当性を担保するような良問になっているかといった吟味が今後ますます求められてくる。