2020 年 30 巻 p. 192-198
1999年の中央教育審議会(以下,中教審)答申において,アドミッション・ポリシー( 以下,AP) の必要性が指摘されて以来,各大学でAPが策定・公表されている。APは入学者選抜の設計図として位置づけられており,入試における選抜基準・方法はAPに基づいて定めていく必要がある。 本稿では,新潟大学(以下,本学)のAPを見直していくために,まず本学APに関する先行研究を整理した上で,APの構成や入学者選抜方法及び「学力の3 要素」との対応という点から,改めて本学APの現状と課題を把握しつつ,今後の見直しに向けて再検討を行った。そして最後に,APの認知状況を踏まえ,入試広報の面からAPの発信を考え,そのためにもAPの見直しが必要であることに言及した。