2020 年 30 巻 p. 92-97
今後,探究的な学習活動を経験する高校生は増加する。したがって,島根大学としては高校で探究的な学習活動を経験した入学者の状況を整理しておく必要がある。そこで本稿では,本学で行っている入学時アンケートを用いて,探究的な学習活動の経験者の探究のプロセスに対する自己評価と大学入学後の授業での指導希望の関係について考察した。その結果,探究のプロセスの自己評価が低い者ほど,大学入学後の授業での指導を希望していることがわかった。また,探究のプロセスの自己評価が高い者を対象とすると,大学入試センター試験を課さない入試による入学者の方が大学入学後の授業での指導希望が高い質問項目が複数存在することがわかった。