大学入試研究ジャーナル
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高等学校における数学および理科の履修状況 に関するアンケートの分析(2)
――個人単位による分析結果の考察――
平井 佑樹高野 嘉寿彦小山 茂喜
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2020 年 30 巻 p. 98-104

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抄録

信州大学では,平成21年度より共通教育科目における基礎科学科目(数学,物理学,化学,生物学,地学)を履修要件として課している学部・学科等の新入生を対象として,標記アンケート調査を4月初旬に実施している。既報では,平成21年度から平成28年度の調査結果を報告し,学科等の単位で分析した結果を報告した。本稿では,個人単位で分析可能なアンケートを実施した平成30年度調査の結果を報告し,入試情報との関係について分析した結果を報告する。分析の結果,当該年度に入学した学生の「アンケートへ回答した高等学校各科目の理解度」と「大学入試センター試験各科目の得点」との相関係数が最大で0.4程度であったこと等を明らかにした。

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