令和4年度より始まった高校での教育課程では,探究科目を中心に今後の社会で必要とされる正解のない課題を発見し,自ら答えを作り出す能力の育成が期待される。本研究では,大阪大学の学生の追跡調査(卒業時に,研究能力や主体性等が身についているかの客観評価)データを使って,入試方式と高校時代の探究学習経験の有無別に卒業時における能力を分析した。理系学部においては,入試方式の主効果が主にみられながらも,探究経験も効果があることが確認できたが,文系学部では「授業以外の自主的な学習」の積極性における入試方式でのみ有意差がみられる結果となり,選抜時の評価観点の違いの可能性が示唆された。