2025 年 35 巻 p. 201-208
A大学の2016年度入学者の入試成績と学業成績に着目し,両者の間の相関が学年進行に伴いどのように変動するかを分析した。入学者全体の傾向としては,学年進行とともに入試と学業成績の相関は弱くなること,学年GPA間の相関は入試成績と学年GPAとの相関よりも強いこと,学年ごとに計算した累積GPA間の相関は学年GPA間の相関よりも強いこと,入試成績と累積GPAとの相関係数は,入試成績と学年GPAとの相関係数よりも変動範囲が狭く,学年が進行しても一定に近い値を取ることなどの知見が得られた。