DOHaD研究
Online ISSN : 2187-2597
Print ISSN : 2187-2562
DOHaDにおける腸内細菌の重要性
山城 雄一郎
著者情報
ジャーナル フリー

2023 年 11 巻 2 号 p. 135-142

詳細
抄録
胎児期の成育環境が出生後に成長して成人に至る過程で、メタボリック症候群(国際的には最近、慢性非感染性疾患と称している)の重要なリスクの一つ即ちDOHaDの原因となり得る事が判明している。近年の更なる研究から、妊娠中の種々の有害因子と出生児のメタボリック症候群、心血管疾患、2型糖尿病等の発症条件として連動している事が明らかになった。他方、ヒトの腸内細菌は、宿主の健康維持に非常に重要で、その細菌構成の悪化(dysbiosis)は、メタボリック症候群等のハイリスクとなる。当総説は、妊婦、乳幼児そして小児のdysbiosisを伴う腸内細菌に対して、プロバイオティクスと栄養による、主として筆者らの臨床研究結果を基に述べる。
著者関連情報
© 2023 一般社団法人日本DOHaD学会
前の記事 次の記事
feedback
Top