生物環境調節
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植物実験用チャンバーにおける湿度制御およびエネルギー使用の効率
C. H. M. van BAVEL
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1972 年 10 巻 4 号 p. 150-153

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抄録
植物実験用チャンバーの操作において最も合理的な方法は, 絶対湿度を制御することである.最近の装置は, ほぼ閉鎖システムであること, および植物が多量の水蒸気を放出するという事実にもとついて, 簡単でかつ効果的な絶対湿度の制御法を案出することができる.この方法においては, 空気が冷却/凝結熱交換器を通過する際に, その温度が測定, 制御される.そのあと空気は必要に応じて再加熱される.ここではシステム中で相殺されるエネルギーの幾分かを回収するような方法を提案したい.この方法が適切であることを実際のデータで例示した.すなわち, この方法によれば気温および露点, 温度を分オーダーの応答時間で0.1℃内に制御しうる.
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© 日本生物環境工学会
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