生物環境調節
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暑熱環境下における牛の生理諸元と血漿グルココルチコイド濃度の変化
三浦 稔津田 恒之照井 信一石野 清之松田 一男
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1974 年 12 巻 2 号 p. 35-39

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抄録
環境調節室 (ズートロン) で, 温度33~42℃, 相対湿度60~80%の間で6種類の温湿度環境を作成し, ホルスタイン去勢牛各1頭をそれぞれの環境に暴露して, 生理諸元および血漿グルココルチコイド濃度の変化を測定し, 以下のごとき結果を得た.
1) 直腸温はすべて42℃以上に達し, それに要する時間は体感温度の高いものほど短縮された.2) 呼吸数は感作開始とともに急激に上昇し, 最高値に達すると漸減する傾向を示した.3) 心拍数は死亡牛において直腸温が42℃をこえ, 死に至る過程で著しく増加し, 死の直前には僅か減少する傾向を示した.4) 血漿中グルココルチコイド濃度も死亡牛においてのみ, 死に至る過程で著しく増加することを知った.
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© 日本生物環境工学会
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