生物環境調節
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Cymbidiumの花序の発育に関する研究
I.発育ステージによる温度の影響の差異
大野 始加古 舜治
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1978 年 16 巻 3 号 p. 73-80

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抄録
Cymbidium Sazanalni‘Harunoumi’の花序の発育に及ぼす温度の影響をファイトトロンを用い調べた.種々の発育ステージにある花序を高温 (昼30℃, 夜25℃) および低温 (14℃, 10℃) でそれぞれ20, 40, 60日間処理し, 高温処理したものは低温条件下に, 低温処理したものは高温条件下に移した.その結果, 高温処理の場合, 20日間ではほとんど花序に影響を与えず開花も正常であったが, 40日処理では発育の進んでいた花序にアボーションが発生した.さらに60日間処理では発育ステージにかかわらず大部分の花序がアボーションを起した.一方, 低温処理の場合には発育ステージが進んでいるほど花茎は伸長したが, 20日間および40日間処理では開花に至らず, 60日間の処理が開花誘起には必要であった.高温ならびに低温の影響が, いずれも処理時の花序の発育ステージにより, 大きな差異を示したことから, 温度に感受性のある発育ステージの存在が示唆されている.
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© 日本生物環境工学会
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