抄録
制御環境下における, パフィオペディルム (Paphiopedilum insignePfitz.var.sandeyae Reichenb.fil.) の葉数変動を調査した.材料は自然光ファイトトロンの高温, 中温, 低温室および一般的栽培条件の温室で, 18か月間栽培した.新たに発生したステムは, その後40か月以上生存することがわかった.得られたデータからステムの一生にわたる葉数変動を推定した.高温は葉数増加を助長し, 低温は抑制した.落葉はすべての処理区で, 秋~冬季に起き, ステムは, その一生のうちに, 2回から3回の落葉期を持つことがわかった.このような, 多相の落葉現象について考察を行った.