生物環境調節
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ナス・ピーマンの育苗とその生産力に関する研究 (第6報) ナスにおける育苗中の日長時間の影響
楼 恵寧加藤 徹
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1987 年 25 巻 3 号 p. 103-107

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抄録
ナスの生育・収量に及ぼす育苗中の日長時間の影響を調べるために, 長日処理は補光によって, 短日処理は遮光によって40日間それぞれ処理し, 定植後結実肥大させて生育, 収量を調査した.
(1) 日長時間が16時間までは, 長いほど苗の生育がよく, 乾物重が多くなったが, 自然長日 (13~14時間) 下の苗は根への乾物分配が多く, 茎への乾物分配が少なかったので, S/R値がもっとも小さい苗となった.
(2) 自然長日条件より短い日長区でも, 反対に補光による長日区でも収量は少なかった.6時間日長区では生育が著しく阻害され, 収量も著しく少なくなった.
(3) 定植時S/R値が小さい苗が定植後の生育よく, 収量も高くなった.また, S/R値の小さい苗は定植後太根型を示し, 根系分布も深く広かった.太根根数の多い株ほど収量が高い傾向がみられた.
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© 日本生物環境工学会
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