生物環境調節
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土壌におけるFusarium oxysporum f. sp. cucumerinumの生存と作付体系
馬 俊栄, 小倉 寛典
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1992 年 30 巻 3 号 p. 113-118

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抄録
キュウリつる割病菌の生息環境要因のひとつとして連作について検討した.年2作栽培のキュウリおよびダイズ連作圃場の第1作では本菌の活性は高く, 第2作では前作の休眠態の増加のため活性は明確でなかった.ソルガム圃場と休耕地では本菌の菌量は減少した.各作物の根圏で本菌は増殖するが, 自然土壌では非宿主根圏での活性菌の厚膜化が早かった.キュウリ連作圃場ではつる割病の発生が激しかった.ダイズ連作圃場で栽培したキュウリは外見上健全でも根部に被害が多発し, ソルガム連作圃場でも根部に軽い被害が現れた.キュウリの根から得た菌株は他の作物のそれよリキュウリに対して強い病原性を示した.また, 連作土壌は病原菌の発現をある程度左右し, キュウリ連作土壌は病原菌とくに病原力の強い菌株群の増殖に有利である.これに対しソルガム土壌は不利な環境を与える.いずれの土壌でも土壌中の菌量が増加するとこの抑制は消去され, 各菌株本来の病原力を示した.
本稿を草するにあたり, いろいろの助言をいただいた愛媛大学農学部教授大口富三博士, 同教授吉永長則博士に謝意を表します.
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