生物環境調節
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夏期のNFT養液冷却栽培によるミニトマトの生育過程における熱および流れ特性
松岡 孝尚, スハルディヤント ヘリー
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1992 年 30 巻 3 号 p. 119-125

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抄録
夏期のNFT養液冷却栽培技術に関する基礎データを得ることを目的として, 養液温度と生育状態との関係について熱および流れ特性を調べ, 以下のような結果を得た.
(1) 本実験に用いた養液冷却システムは, 冷凍機冷却では設定温度22℃でほぼ一定の養液温度を保つことができたが, 地下水冷却では日射量および外気温の影響を受け, 昼間高温時の養液温度は数度上昇した.いっぽう, 冷却しない場合, 栽培ベッドの培養液温度は約32℃に達した.
(2) 茎の温度分布を測定した結果, 冷凍機冷却栽培のトマトと地下水冷却栽培のトマトで, 根圏部の温度差は2~3℃であったが, 地上部の最高温度差は7~8℃であった.
(3) 夏期晴天時, トマト生育初期に流量31/minで, 距離10mの栽培ベッドを流れる養液の温度上昇は1℃前後であり, この間の養液への侵入熱量は約0.21kWと計算される.
(4) トマトの生育ステージおよび生育状態における根量を養液中の根の流体抵抗係数で評価した.また, このときの流速係数をManningの式で表し, 係数Mを求めた.
(5) 積算日射量と平均蒸散量との関係はほぼ直線で表され, 栽培養液温度の違いにより, その直線の勾配に大きな差が生じた.
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© 日本生物環境工学会
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