生物環境調節
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養分・NaClおよび高温ストレスがトマト苗の主要カチオン含有率におよぼす影響
朱 月林伊東 正
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2000 年 38 巻 4 号 p. 221-228

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抄録
養分・NaClおよび高温ストレス条件でトマト (Lycopersicon esculentum Mill.cv.ハウス桃太郎) 苗の主要カチオン (K, CaおよびMg) 含有率を調査した.本研究の目的は, 上記のストレス条件で, カチオン感応の類似性を検討することであった.養分ストレス区として, トマト苗の根を二つに分け, 一つは園試処方の1/2濃度に, もう一つは水道水にそれぞれ浸漬し, その対照区として, トマト苗を園試処方の1/2濃度で水耕した.NaClストレス区として, トマト苗を150mM NaClを加えた園試処方の1/4濃度で1週間処理し, その対照区として, トマト苗をNaCl無添加の同濃度培養液で生長させた.高温ストレス区として, トマト苗を明期38℃・暗期33℃で1週間処理し, その対照区として, トマト苗を明期25℃・暗期20℃で生長させた.葉のK含有率は, 養分・NaClストレス区で, 有意に低下し, 高温ストレス区で, 有意に増加した.葉のCa含有率は, 養分・NaClストレス区で, 対照区と有意差が認められず, 高温ストレス区で, 有意に増加した.葉のMg含有率は, 養分・NaClおよび高温ストレス区で, 有意に増加した.
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© 日本生物環境工学会
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