E-journal GEO
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解説記事
地域の将来像を人口から考える—社人研『地域別将来推計人口』の結果から—
江崎 雄治西岡 八郎鈴木 透小池 司朗山内 昌和菅 桂太貴志 匡博
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2013 年 8 巻 2 号 p. 255-267

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抄録

本稿は,国立社会保障・人口問題研究所の『日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)』の手法と結果について解説するものである.まずコーホート要因法による将来人口推計は,コーホートの安定的な経年変化を将来に延長することをその手法の基礎に置いていることから,少なくとも近い将来に関する限り,かなり高い精度を有することを説明する.2025年までの推計結果については,特に非大都市圏の人口減少の加速とともに,大都市圏郊外地域における急激な高齢化について指摘している.さらに大都市圏では,その後の死亡数の増加により,2040年までの期間に非大都市圏の後を追う形で人口減少局面に入る.

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© 2013 公益社団法人 日本地理学会
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