2023 年 16 巻 3 号 p. 156-166
コンクリート構造物の点検には, 一般的に叩き点検が用いられているが, 熟練作業者の減少に伴い, 点検作業の効率化が求められている. 様々な手法が開発されているが, 多くの手法は検査表面に接近して使用する必要があるために, 作業効率の改善には結びついていない. そこで, 遠距離から非接触で叩き点検と同様な検査を可能とする音波照射加振とレーザドップラー振動計を用いた非接触音響探査技術が開発された. 既に供試体や実構造物に対する検証実験が行われて, 本手法の有効性が明らかにされているため, その最新動向について紹介する.