電子情報通信学会 基礎・境界ソサイエティ Fundamentals Review
Online ISSN : 1882-0875
ISSN-L : 1882-0875
16 巻, 3 号
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表紙
目次
ごあいさつ
技術の原点
幹事団提案
  • 上田 哲史, 天羽 晟矢
    2023 年 16 巻 3 号 p. 139-146
    発行日: 2023/01/01
    公開日: 2023/01/01
    ジャーナル フリー

    機械学習やデータサイエンスを実践する基盤プログラミング言語としてPythonが注目されている.本解説では非線形問題,特に系にみられる周期解の分岐問題について,Pythonを用いたアプローチの詳細を述べる.分岐計算アルゴリズムを可読性高く実装でき,計算機やOSに依存せず,対話処理による試行錯誤が可能となる.幾つかの特徴的なコードを示しながら,分岐問題に対するPythonの優位点を述べる.また,Neimark-Sacker分岐におけるbialternate積を用いた解法のコンパクトな実装,及びSympyを用いたヘシアン生成自動化過程についても述べる.

解説論文
VLD研究会提案
  • 三浦 典之
    2023 年 16 巻 3 号 p. 147-155
    発行日: 2023/01/01
    公開日: 2023/01/01
    ジャーナル フリー

    爆発的に発展した情報技術を物理空間に生きる我々の暮らしの中で直接的かつ積極的に活用することで, 個人の生涯と生活ひいては社会全体の質的改善に資する高度な情報サービスの実現が期待される. このような情報空間と物理空間を積極的につなぐサービスにおいて, 両空間の境界接点には, 無数の集積回路で構成される集積システムが物理的な実態として必ず存在する. 境界をつなぐ接点たるこれら集積システムに求められるインタフェース機能と, それを実現する上での効率的な集積システムの物理的なカタチのあり方について解説し, 今後の研究開発の方向性を議論する.

US研究会提案
IMQ研究会提案
RCC研究会提案
BioX研究会提案
ISEC研究会提案
  • 清藤 武暢
    2023 年 16 巻 3 号 p. 196-204
    発行日: 2023/01/01
    公開日: 2023/01/01
    ジャーナル フリー

    近年, 異なる組織間でのデータ共有・活用を実現できるプラットホーム (クラウドやブロックチェーンなど) の構築や運用が進んでいる. こうした動きに伴い, 様々な分野において当該プラットホームを利用したデータ共有・活用による社内業務の効率化や新たな価値創出に関する検討が進められている. 特に, 当該業務/サービスにおいて機械学習を利用している組織などでは, こうしたデータ共有・活用により機械学習の性能向上が期待される連合学習 (Federated Learning) と呼ばれる技術が注目されている. 連合学習は, 学習対象のデータセットが複数の組織などで分散管理されている状況において, データセットそのものを当該組織間で共有することなく, 全てのデータセットの特性を反映させた機械学習のモデルを生成できる技術である. 最近では, マーケティングや社内業務の効率などを向上させることを目的とした当該技術の利用に関する検討も活発化している. そこで, 本稿では, 連合学習について概説するとともに, 当該技術に対する攻撃手法とその対策, および実装プラットホームに関する最近の動向について紹介する.

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