Experimental Animals
Online ISSN : 1881-7122
Print ISSN : 0007-5124
実験用カニクイザルの眼底像
―新生仔期および乳仔期における所見―
鈴木 通弘成田 勇人田中 吉春長 文昭福井 正信
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1984 年 33 巻 2 号 p. 173-179

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抄録
0日齢より90日齢にいたる各時点での健康なカニクイザル合計242頭の眼底像を観察し, 各部位の所見について日齢による微妙な差を記録・分析した。各日齢の代表像をFig.1~10に示した。眼底網膜色調は, 0日齢及び3日齢においては淡紅色, 7日齢及び14日齢では個体により部分的に緑青色が加わり, 60日齢及び90日齢では全面緑青色を呈した。円板色調は0~14日齢で淡紅色, 28日齢以後橙色を呈した。網膜動脈は淡紅色, 網膜静脈は暗紅色を一貫して示した。黄斑部は0日齢時判別やや困難, 3日齢で周囲に比しわずかに暗調, 14日齢以後周囲と明瞭に区別された。眼底挿入光線反射は14日齢ではじめて記録され, 以後, より強くなった。0日齢の自然分娩仔36頭中22頭 (67%) で各種規模の網膜出一血を認めたが, 帝王切開例では30頭中10頭 (33%) で認めたのみであった。これらの所見は生後約1週齢で自然に消失した。
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© 社団法人日本実験動物学会
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