抄録
ディーゼル排ガスの吸入による慢性毒性を調べる目的で, 2, 150匹のF344ラットに希釈ディーゼル排ガスを1日16時間, 週6日の条件で最長30か月間吸入させた。実験群は, 雄120匹, 雌95匹ずつ計10群を設定し, 各群より無作為に抽出した一定数を用いて7, 13, 19および25か月齢時に, 51の血液学的・臨床生化学的項目を測定した。また, 30か月間の吸入実験: が終了した時点で, 生存していた全てのラットに対し同様の測定を行った。本実験の後期 (13か月齢以降) における対照群と実験群との血液学的・臨床生化学的な差異をより明らかにする目的でヒストグラムによる評価を行った。その結果, ヒストグラムによる評価法は, 通常用いられる平均値による評価法に比べ対照群と実験群との間の差をより明確にすることができた。