抄録
二番茶において高品質なてん茶栽培を行うため,アルミ蒸着資材が収量と品質に与える影響とアルミ蒸着資材に適した直掛け被覆方法を検討した。アルミ蒸着資材と同等の遮光率である黒寒冷紗と比較したところ,アルミ蒸着資材の裏面温度は45℃以下に抑えられ損傷芽の発生が著しく少なかった。加えて,てん茶の葉色が優れたことにより官能評価による外観,香気および滋味が黒寒冷紗に比べ優れた。生葉収量に有意な差は認められなかった。アルミ蒸着資材の使用方法として,被覆開始時期は1.5~2.0葉期,被覆日数は2.0葉期に被覆開始した場合,被覆14日後に摘採すると品質の高いてん茶を生産できることが明らかとなった。