ファルマシア
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プロバイオティクスおよびシンバイオティクスの可能性
野本 康二
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2017 年 53 巻 11 号 p. 1087-1090

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抄録
プロバイオティクスやシンバイオティクスの保健機能を支持する臨床研究や非臨床研究の結果が蓄積しているが、食品としての機能性のより確固たる証拠が必要である。保健機能を的確に説明する作用メカニズムの提示も重要であり、腸内フローラおよび環境の改善や自然免疫系などの免疫機能の調節について菌株特異的なメカニズムが示唆されている。新規なプロバイオティクスとして、さまざまな腸内常在細菌の可能性も示唆されている。
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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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