ファルマシア
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うつ病に深く関わる長寿遺伝子「サーチュイン」
水尾 圭祐
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2017 年 53 巻 6 号 p. 591

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抄録
うつ病は世界中で心身の障害の原因となっており,その患者数は1億2,000万人を超えると言われている.我が国でも2000年代以降,患者数は著しく増加しているが,その原因は不明な点が多い.近年,うつ病の発症に関与が深い遺伝子の1つとしてサーチュイン1(Sirt1)が指摘された. Sirt1はclass Ⅲヒストン脱アセチル化酵素のサーチュインファミリーの1つであり,長寿遺伝子として知られている.本稿では,情動に深い関わりを持つ脳部位の側坐核において,Sirt1がうつ病に深く関与しているという報告を紹介する.
なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
1) CONVERGE Consortium, Nature, 523, 588-591(2015).
2) Kim H. D. et al., J. Neurosci., 36, 8441-8452(2016).
3) Abe-Higuchi N. et al., Biol. Psychiatry, 80, 815-826(2016).
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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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