ファルマシア
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最前線
ラジカル反応を基盤とした高酸化度天然物の収束的合成戦略
井上 将行長友 優典占部 大介
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2017 年 53 巻 9 号 p. 860-864

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抄録
炭素骨格が高度に酸素官能基化された天然物(高酸化度天然物)は, しばしば強力な生物活性を示すため, 化学生物学的ツールおよび創薬シード・リード化合物として期待されている. 我々は, 極めて複雑な構造を有し, 重要な生物活性を持つ高酸化度天然物の全合成研究に挑んできた. 本稿では, ラジカル反応を基盤とする官能基許容性が高い収束的合成戦略の開発について述べる. 本戦略によって新しい逆合成解析が可能となり, リアノジンやヒキジマイシン誘導体などの高酸化度分子の効率的合成が実現できた.
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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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