ファルマシア
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最前線
鉄オキソ種により選択的に不活性C–H結合を酸化する触媒の設計
酵素の戦略をもとに今どこまで設計できるのか?
人見 穣
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キーワード: , 錯体, 選択性, 酸化, 過酸化水素
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2017 年 53 巻 9 号 p. 870-874

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抄録
単核非ヘム鉄錯体と過酸化水素を用いて、触媒的に不活性化なC-H結合を酸化するために、酵素P450の戦略に学び、アニオン配位を有するFe(dpaq)を開発している.Fe(dpaq)は、これまでの酸化触媒と異なりPeroxygenase酵素の機能を再現し、オキソ鉄(V)種を発生させ、基質のC-H結合を見分けて酸化する.アニオン配位がオキソ鉄(V)種に与える効果と結合解離エネルギーを基本とした選択性の向上に対する戦略も紹介する.
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© 2017 The Pharmaceutical Society of Japan
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