ファルマシア
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留学体験記 世界の薬学現場から
第12回 海を越えて医薬品業界で働いて驚いたこと,学んだこと
中村 伸之
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ジャーナル 認証あり

2019 年 55 巻 2 号 p. 162-163

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抄録

国内外を含む数種の職を経験したので,簡単な職歴から紹介する.大学院在学中に調剤薬局にて調剤業務,大学院修了後,製薬会社で約3年間OTC医薬品の安定性試験法の開発および試験法のバリデーションに従事した.2003年から2年間は青年海外協力隊の一員として南アフリカ共和国に薬剤師ボランティアとして赴任した.帰国後,前職場に戻り,海外赴任で得た英語力を生かすために先端技術調査室で海外の文献調査をする機会を得た.その後,海外で臨床薬剤師になることを目標に日本国内で病院薬剤師の経験を積む.2007年に妻とともにオーストラリアに移住した.当時,日本の薬剤師免許をオーストラリアでの薬剤師資格として認定するシステムが確立されており,現地の大学に通うことなく薬剤師になれるチャンスがあった.しかし,現地の新卒薬剤師と競合しての職探しは難航を極めた.そこで,どんな形であれ薬のスペシャリストとして社会に貢献したいと柔軟に考えた結果,幸運なことにブリスベンにて製薬会社の実験室に勤務することができた.そして,これまでに3つのポジションを経験し,現在に至っている.以下に,私が海外勤務を通して経験した日本との違い,驚いたことについて記す.

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© 2019 The Pharmaceutical Society of Japan
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