森林総合研究所研究報告
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インドネシア共和国東カリマンタン州の山火事林内の糞虫群集における荒廃林からの距離および地形の影響
上田 明良 ノエルジト ウォロドウィバドラ ディアンスギアルト近 雅博越智 輝雄高橋 正義五十嵐 哲也福山 研二
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2015 年 14 巻 3 号 p. 135-144

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抄録
山火事天然林内の糞虫群集における人の生活圏からの距離および地形の効果を評価するために、東カリマンタン州の保護林内の山火事エリアにおいて保護林の境界から始まるトランセクト上の3つの谷と3つの尾根に落とし穴式ベイトトラップを設置した。種数と捕獲数の対数は境界に近づくにつれ有意に減少した。境界外の人為的荒廃林に設けた対照区との森下の類似度指数は、境界に近づくにつれ有意に増加した。これらの結果から、人の生活圏に近い火災が激しかった場所ほどより糞虫の多様性が劣化していると考えられた。谷の調査地は全て火事を免れたと考えられたが、大きな非山火事天然林内に設けたもうひとつの対照区との類似度指数が境界に近い2つの谷調査地で明確に低かったことから、森が火事に遭っていなくても尾根によって大きな非山火事林から隔てられると糞虫の多様性は大きく劣化すると考えられた。
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