抄録
熱帯泥炭地に造成されたギニアアブラヤシのプランテーションのバイオマス推定手法を作成するため、マレーシア国サラワク州で 12 年生のプランテーションに調査プロットを設定した。プロット内の全てのギニアアブラヤシの幹直径や高さなどを計測したのち、平均サイズの 1 個体を選び、その地上部、地下部器官を破壊調査してバイオマスを計測した。これにより、熱帯泥炭湿地に造成されたギニアアブラヤシのプランテーションのバイオマスを推定するための破壊的サンプリング方法を作成した。また、熱帯泥炭地に生育するギニアアブラヤシの生態学的特徴を説明した。