日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2004年大会学術講演会研究発表論文集
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屋上のコケ植栽による熱的性能に関する研究
その2 コケ植栽の測定実験
*臼倉 拓人加治屋 亮一村本 和浩久保 隆太郎藤原 佑美
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p. 42

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抄録
ヒートアイランド現象の緩和効果に着目し、比較的低コストで軽量なコケ植栽による屋上緑化の照り返し防止・焼け込み防止効果に関する研究を行い、緑化効果の定量的評価を加えるため屋上実験を行った。なお、屋上緑化システムは明治大学理工学部5号館屋上に設置した。これらのシステムは気象データ及び、各種試験体の表面温度を熱電対により計測している。本研究の各実験で明らかになったように、夏季日中の断熱焼け込み防止効果では十分な効果がみられた。また、コケ植栽は、保水時の方が断熱性は高く、全天空日射量と蒸発潜熱によるコケ植栽表面及び下部への冷却効果は、ほぼ比例関係にある。したがって、今後、屋上のコケ植栽による熱的性能を、より効果的に発揮させるためには、各種コケ植栽の下地に、断熱性・保水性に優れるエコマテリアルやリサイクル材を使用することが不可欠であると言える。
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© 2004 日本建築仕上学会
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