日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2004年大会学術講演会研究発表論文集
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建築床スラブ下地コンクリートの表層部の性能改善
その9 真空脱水締固め工法の真空度低下対策
*村松 昭夫畑中 重光和藤 浩三島 直生山口 武志
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p. 44

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抄録
施工現場では、真空処理時の真空度(=吸引圧⁄大気圧)は、60~80%程度で行っている。しかし、現場の状況によっては、この真空度を確保できない場合もある。すなわち、施工現場においては、真空度をいかに下がらないようにするかが極めて重要な問題となる。そこで、本報では、真空度低下の原因とその防止対策について、現場の事例をもとに整理するとともに、一部の事例に対する改善策について実験的な検討を行った。その結果、本実験の範囲では、現場でスラブ表面が乾燥して真空度が上がらない場合には、比較的容易にできる散水およびセメントペーストを散布する方法により、スラブ表面の品質を確保することができる。
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© 2004 日本建築仕上学会
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