日本建築仕上学会 大会学術講演会研究発表論文集
Online ISSN : 2760-3423
2007年大会学術講演会
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防水2
コンクリート用塗布含浸材の耐久性
*小川 晴果叶 健児三村 俊幸永井 香織白井 篤大濱 嘉彦
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p. 65

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抄録
近年、打放コンクリートの耐久性向上や、汚れ防止を目的として、各種のコンクリート用塗布含浸材が用いられている。しかし、これらの塗布含浸材の耐久性に関して、これまで十分な研究がなされてこなかった。本報では、市販されている塗布含浸材の多くを占めているシラン系、アクリル樹脂系およびケイ酸塩系のコンクリート用塗布含浸材を塗布したモルタルの耐久性(中性化に対する抵抗性、塩化物イオン浸透に対する抵抗性、凍結融解に対する抵抗性、促進耐候性)に関する試験結果について報告する。(1)塗布含浸材を塗布することによってモルタルの中性化や塩化物イオン浸透に対する抵抗性を向上させることができる。ただし、その効果は塗布含浸材の主成分によって異なる。(2)塗布含浸材を塗布することによって、モルタルの凍結融解に対する抵抗性を高めることができるが、塗布含浸材の主成分が凍結融解に対する抵抗性向上に及ぼす効果は明確でない。(3)促進耐候性試験後のモルタルの吸水率低減に対する効果は、塗布含浸材の主成分によって大きく異なっている。(4)塗布含浸材を塗布することによって、モルタルの耐久性を向上させることができる。ただし、モルタルの耐久性に及ぼす効果は、塗布含浸材の主成分によって大きく異なっているので注意を要する。
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© 2007 日本建築仕上学会
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